その年毎に


「その年毎に道標があるように」

以前、篠山のハクトヤさんでたまたま出会ったお菓子屋さんKoto No Ha さんが、先日Instagramに投稿されていた言葉です。
どこか胸に残ります。


昨年、自分なりの決断をし、今年タテイト珈琲店を始めました。

永く愛される店にしたい、あんなことやこんなこともやりたい…
ついつい、階段のはるか上、地平線の彼方を見ようとしがちです。
どうしても、「何年後」を考えてしまったり。

でも、昨年も今年も、確かに「その年毎の道標」に沿って生きているような気がしてなりません。

もちろん、数年後の目標を設定し、達成のために逆算しながらそれに向かうというのも一つの生き方だと思います。
むしろ、そのように生きることの方が現代では望ましいようにも感じます。

ただ、僕とタテイト珈琲店の歩み方はそうではないと思う。

今年は今年の、来年は来年の道標。
言い方を換えれば、行き当たりばったりなのかもしれない。


どこに辿り着くかは分かりませんが、迷いながら、回り道をしながら。

案外、ふと迷い込んだ回り道から、素晴らしい景色が見られるかもしれませんしね。
知らんけど。