百の鬼が夜を行く

夜の帳にすっぽりと包まれた、いつかの夜タテ。
閉店間際の店内では、思い思いの夜。


22時まで開いている喫茶店。
加古川では珍しいんだそうです。
おかげさまで、夜タテも少しずつ定着してきたように思います。


夜タテに来られるお客さまは、カウンターをご利用くださる方が多い。
お仕事帰り、お食事の後、遊んだ帰り。
お話をする、本を読む、日記を書く、お手紙を書く、勉強する、お仕事をする、ただただぼーっとする。
カウンターで、その日一日を噛みしめるように。
自然と、お客さまとお話をする時間も増えます。
僕にとっては幸せな時間。
お客さまの個性や感性に少しだけ触れることのできる瞬間とも言えます。


夜でもお酒は一滴もお出ししない当店では、コーヒーの香りに酔いながら優しい時間が流れます。
そんな中で皆さまとお話する中で思うこと。
誤解を恐れずに言うならば、世の中、変人だらけです。

夜タテをひと言で表すと、
"穏やかな百鬼夜行"でしょうか。


ただそんな中でも、一番の変人は僕自身であるという強い自負があります。
なんせ、夜タテの主ですから。

タテイト珈琲店

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