遠い昔からある場所
少し寂しいニュース。
大阪府最南端の街、岬町にある「みさき公園」の運営から、南海電鉄が今年度限りで撤退するそうです。
僕のように大阪府南部で育ち、天気予報は「和歌山県北部」を見る方達にとって、みさき公園は遊園地と動物園の原風景ではないでしょうか。
この辺だと姫センみたいなものかなぁ。
奇をてらわない素朴なアトラクション、獣の匂い。春は桜。夏は巨大なプール。
何より、入場ゲートまでの長い下り坂の途中に等間隔にずらりと並ぶおばちゃんから買う「アイスクリン」の思い出。
五感全てを使い切る、それがみさき公園。
関西私鉄が運営するテーマパークを取り巻く状況は、USJ開園以降、激変したように思います。
それにしても、次々と閉園・縮小が相次ぐ逆境の中、むしろ躍進した京阪電車の「ひらパー」は凄まじい。
およそ60年にも亘り大阪南部の華であり続けたみさき公園。
どこかが運営を引き継ぐのか、形を変えて残るのか、跡形もなく消え失せるのか。
今はまだ分かりませんが、ただただ「そこにあってほしい」という気持ちです。
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