砂の城
撮るものが思いつかないからって自分を撮り出した店主です。大人しくコーヒー撮ってりゃいいんですが。
ガラスに映る自分の姿を撮りながら、ナルシシストだなと呟きました。
なんとなくお気に入りの写真。困ったらまたこの構図で。
店を営むということは、表現のひとつだと思います。
カフェや喫茶店は自己主張の激しい業態。
世界観のようなものが商品の一部である以上、ナルシシズムは必要だろうと思います。
コンプレックスは数多くあれど、本質的に店主はナルシシストです。
そして、僕のナルシシズムの最たる特徴は、
「Instagramに顔面を載せない」ということ。
昨日、チョイ出ししましたが。
自己陶酔、空間への耽溺。
ここに僕の顔面をばーんと載せてしまうと、それらが一気に瓦解してしまいそうです。
僕自身が、タテイト珈琲店の世界から現実に放り出されるのではないか。
現実離れした美しい容姿なら、載せるのも一計ですが。
まるで砂の城。
コーヒーの海に融ける。
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