飛車か桂馬か
夜、23時頃。
帰宅途中に駅前のバスターミナル付近を通ると、少しやんちゃそうな中学生ぐらいの少年たちが数人、街灯の下にたむろしていました。
騒ぐわけでもなく、むしろ一言も発さずに皆で一点を見つめています。
何をしているのかと自転車を漕ぐスピードを緩めながらチラ見すると、街灯の明かりを頼りに将棋を指していました。
さすが棋士の街、加古川。驚きました。
23時に未成年が外を出歩くことに感心はしませんが、感動しました。
偏見も偏見ですが、僕の思考の範疇ではおよそ将棋には縁のなさそうなヤンキー然とした少年たち。
この街では将棋がストリートカルチャーの一つ。
ドキドキしました。ドキドキした。ほんとに。
陽だまりの動きは飛車のよう。
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