朔
萩原朔太郎。
詩はさほど読みませんが、萩原朔太郎の詩を好んで読んだ時期がありました。
いや、好んで読んだというより、「萩原朔太郎の詩を読んでいる自分が好き」だっただけかもしれません。
きっとそうです。
人間臭い、激情の人。
率直な感想です。
とあるジブリ映画の主題歌の引用問題で、図らずも脚光を浴びた作品、「こころ」。
ひたりと胸に貼りつくような、静かで頼りなくも感じるこの詩は、激情家が持つ心の振り子の振れ幅の顕れのようにも思います。
コーヒーを一杯で、詩を五つ。
これくらいがちょうどよいのかな。
少し涼しくなる宵の頃に、珈琲のお供にしっとりと。
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