晩夏のスタート
タテイト珈琲店は本日より再開いたしました。
4日間の夏季休業、リフレッシュしてまいりました。
晩夏のタテイト珈琲店、スタートです。
さて、夏季休業中、カメラが壊れました。
まだ3ヶ月しか使っておらず、よっぽど虚弱なカメラくんだったようで、交換になるようです。
それで良かったと思う反面、僅かな付き合いでも愛着はあったので、複雑。
しばらくはスマホでそれっぽい写真を撮れるよう、頑張ります。
お盆は郷里へ帰省。
瀬戸内海と大阪湾をぐるりと周り、加古川とは淡路島を挟んだ対岸。
本当はカメラに収めたかった、故郷の夕陽。
特に何ということもない故郷ですが、海に沈む夕陽を見られる地域というのは、実はそんなに多くないのでは。
とにかく美しい夕陽なのです。
でも生憎、大気は不安定。カメラも無い。
海までは行きましたが、モチベーションも低く、スマホで撮るのも嫌気がさしてしまいました。
適当に、実家の置物を撮りました。
少し歩くと潮風が体に貼り付き、海には入道雲、後ろを振り返れば霧がかった紀伊山地。
加古川とは雲の質が違います。
散歩しながら何となく思い浮かんだのは、以前、横尾忠則が何かのインタビューで発した言葉。
「郷里から僕は点滴を受けているんです」
抽象的ですが、僕の肌には馴染む言葉です。
今は直接口から摂取できないけれど、管を通して体内に栄養を届けてくれるもの。
それは、家族の健康だったり、旧友の活躍だったり、郷里の夕陽の思い出だったり。
そんなに遠くではないけれど、離れて暮らす郷里は僕にとって、抜けない針と切れない管で繋がった点滴です。
良い帰省でした。カメラが壊れたこと以外は。
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