僕の先生
言葉に詰まります。
ちびまる子ちゃんの作者、さくらももこさんの訃報に接し、動揺しています。
心臓がトクンという音がして、呼吸が乱れました。
さくらももこは、僕の言葉の「全て」です。
この方の作品に出会わなければ、言葉に興味すら持たなかったかもしれない。
親しみやすいようでいて、どこまでも読者を置き去りにする言葉の数々。
りぼんを読む年齢層が、「都々逸」なんて単語、知っているわけがない。
でも、さくらももこが知らない言葉を使うたびに、僕はせっせと辞書を引き、喰らいついていった。
53歳。
ご冥福を〜、なんて、言う気にもならない。
僕はただただ、遺された作品を愛でるのみ。
それと同時に、陳腐な表現ではありますが、作品の中で生き続けるということの有難さも感じずにはいられません。
辛くて、悲しい。
深い深い感謝を。
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