動vs静

テキトーに写真をパシャーッと撮って、ササッと貼る。
今日のテキトー具合は最高です。
なんせ、ファインダーすら覗かずに、歩きながらシャッターを切った写真ですから。


闇を払うシャッター音


先日テレビで、とある対談番組を観ました。
「達人達」だったかな。Eテレの。
その日のゲストは、和田アキ子と写真家の平間至という方。

平間至というお名前は初めて知りましたが、その方の撮った写真を僕はたくさん目にしています。

タワレコのポスターはほとんどこの方の作品だと紹介されていました。
例の"NO MUSIC , NO LIFE"です。
平間至さんの写真は、「音楽が聴こえる写真」として有名なんだとか。

放送の中で、撮影シーンがありました。
とあるダンサーを、ご自身もステップを踏みながらファインダーも覗かずに撮影されていました。
シャッター音をパーカッションのように軽快に鳴らしながら、音楽に身を委ねて。


動いているものを動きながら撮る。
そのライブ感に、感化されてしまいまして。
僕もやってみたいと思いましたが、ポルターガイストが起こらない限り当店に動いているものはありません。

止まっているものを動きながら撮るしかない。
ファインダーも覗かずに撮ろう。
見事な「ただのブレた写真」が撮れました。
ファインダーを覗いていないので、"ファインダー越しの私の世界"ですらありませんね。

でも、面白かったのでまたやります。
今回はヨコに動いたので、次はタテに動こうと思います。タテイトらしく。

タテイト珈琲店

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