写真も売ります

【写真の販売始めます】

店内に写真を飾ろうと思い、写真を現像しました。
そして、現像された写真を受け取ったとき、大それたことを思いつきました。

"販売してみようかな"

「え、お前ごときの腕で写真売るの?」と言われてしまうと立つ瀬もありません。僕が一番そう思います、はい。

"売れそうなものはなんでも売ってみる"みたいな商売っ気がなかなか身につかず、商売人としての自分のヘタレさにがっくり来ていたところに降って湧いた一握の勇気。
せっかく販売する場があるのだから!と自分を励ます。


お代はお客さまにお任せします。
自由です。投げ銭制です。
お気に召した写真があれば、ペリッと剥がして、容器にお金を入れてお持ち帰りください。


価格をいくらにしよう…と、お客さまにご意見を頂戴すること一週間。
「200円?」
「300円までならモノ好きが…」
などなど。
妻なんて、やはり僕という人間から生み出されるモノの価値が一番よく分かっているのか、「100円まで」という意見。
だから皆さまにお任せします。
迷ったら100円玉を一枚か二枚入れてください。
早速一枚、お買い上げいただきました。ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しい。
いくら入れていただいたかは、月一ぐらいで見ます。
頂いたお代でまた写真を増やしていければ。

一応、裏にタイトルを書いています。
「◯◯(タイトル)とっていきまーす」と言っていただけると助かります。


色褪せもそのままに。ご来店の記念にでも。
小さいサイズですので、何枚か一緒にグラスに入れて飾ったり、無造作にセロハンテープでそのへんに貼ったり、手帳に挟んでいただいたり、本の栞にしていただいたり。
決して日々の暮らしの邪魔にはならないはずです。


インスタ用に写真を撮っているので、いつか現像してみたかったんです。
写真屋さんに行って、現像してもらって、中身を見るドキドキ感。
デジカメが無かった頃、インスタントカメラで撮った写真を受け取ったときの緊張感を思い出しました。
思いのほか素晴らしかったり、ブレていたり、目が赤かったり、顔がテカッていたり、何も映っていなかったり。
画像は予め分かっているので、当時ほどのバクチ感は無いのですが、やっぱり現像してみると見え方も違うものです。


第一義的には売り物というより店内装飾ですので、どうぞ見てやってください。
それにしても、自分が作ったものを「売ります!」というのはとても勇気が要るものですね。
お金を頂くというのは怖いこと。
だから丹精込めてコーヒーをお淹れするのですが。

タテイト珈琲店

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