徘徊

午前。
落ち着かない。アイスコーヒー片手に店内を徘徊。
この時季に、自分のためにわざわざアイスコーヒーなんて作らない。隣のマックスバリュで買った、甘ったるいアイスコーヒー。これはこれで。

ぐいと飲み干す。
イライラしているわりには、よく分からない営業電話の女性の声が心地よい快活さだったものだから、妙に丁寧にお断りしたり。

気が付くと、ずっと奥歯をギュッと噛んでいる。

少し翳りを帯びた曇り空の下、春の虫が蠢き始めたようです。

タテイト珈琲店

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