啓蟄過ぎれど

啓蟄も春分の日も過ぎ、店に小さな侵入者が多く訪れるようになりました。

羽虫たちは大きな世界を漂う術を持つのに、なぜこんな小さな店に入りたがるのでしょうか。まぁ害はないからいいけど。

最近、あまり月を見ていません。

冬はあんなに見たのに。

今思えば、冬の方が空を見上げることが多い気がします。

空気が澄んでいるから空を見上げたくなるのか、単純に月明かりが視界に入る角度にあっただけなのか。

明かりといえば、長らく屋外照明が故障しておりましたが、取替え工事をしていただきました。

ミヤナガデンキさん、ありがとうございました。

以前、お客さまから、「夜にタテイトの明かりを見るとホッとする」と仰っていただいたことがあります。

明かりどころか火が点きそうなくらい、嬉しいお言葉です。

寒の戻り。目に映るものだけでも暖かに。