カラスが鳴くから
カラスが鳴くから帰ろう。
オープン時間が遅れた本日。
昼過ぎ、店へ急ぎ足。
肩で息をしながら到着すると、店の前に一羽のカラスがいました。
木の枝をくわえ、何やら思案顔。
カラスの鳴き声をとんと聞いていません。
きっと、いつでもカラスは鳴いているのでしょう。
僕が聞いていないのか、聞こえないところで鳴いているのか。
日が長くなりました。18:00でもまだ明るい。
幼い頃、日暮れまで外で遊んでいると、紀伊山地めがけて翔んでゆくカラスをよく見ました。
錐行する雁の群れや、鳶も。
カラスが鳴くから帰ろう。
そんな世界に、確かに生きていた。
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