季節の上書き
先日の定休日。
チューリップを見に、加西市まで。
暑い暑い。かき氷が美味い。
チューリップを見に行ったのですが、僕は葉桜の向こうで風に泳ぐ鯉のぼりばかり見ていました。
桜と鯉のぼりの間。仲春と晩春の間。
季節の残滓が片付く前に、次の季節が覆いかぶさる。
去る者、来る者。
郷里の9月を思い出しました。
10月は郷里の秋祭り。9月の中旬になると、街の至る所に「御祭禮」と書かれた提灯が飾られます。
厳しい残暑の中、いち早く秋の涼風を運んでくれるような風景。
空に舞い、水面に映る鯉のぼり。
特別、伝統を重んじる生活を送っているわけではありませんが、主立った年中行事ぐらいはしっかりと娘に伝えたいと思います。
0コメント