モンローとディートリヒとオードリーと

チーズケーキも載せておこう。数少ない当店のデザートたち。

ティファニーの皿に盛り付けたチーズケーキは、やっぱりオードリー・ヘプバーンと撮りたい。


それにしても、チーズケーキとオードリーの組み合わせも妙だなと、ふと思いました。

30年近く前にりぼんで連載されていた「ハンサムな彼女」という漫画。
ママレード・ボーイで有名な吉住渉の作品です。僕には姉がいるので少女漫画はお手の物です。

その漫画に、
「マレーネ・ディートリヒは"ハンサム"、マリリン・モンローは"チーズケーキ"って言うんだ」
というようなシーンがありました。

マリリン・モンローはチーズケーキ。
あー、なんとなく理解できる。確かにどこか濃厚でこってりとした印象を受けます。
当店のチーズケーキはマリリン・モンローなのかもしれません。
となると、オードリー・ヘプバーンとは対極にあるような気もします。


それにしても、オードリー・ヘプバーンはなんと表現すればよいのでしょうか。

ディートリヒはハンサム、マリリン・モンローはチーズケーキ。
オードリーは「綺麗」とか「可愛い」とか「かっこいい」とか、一言では決して表すことのできない女性であると同時に、ありとあらゆる言葉で語ることのできる女優だとも思います。


ちなみに僕は"ティファニーで朝食を"で、オードリーがMoon River を歌うシーンが大好きです。
ちょっと手嶌葵っぽいんですよね。歌い方も声も。
空気をたっぷり含んだような歌声。

タテイト珈琲店

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